FreeMindで作ったマインドマップをプレゼンテーション資料へ(MacOSXでmm2s5)

プレゼンテーション用の資料を作る場合、1枚1枚の詳細を書いてからつなぎ合わせるよりも、目次レベルの大きな流れを作ってから肉付けしたほうがうまく行く場合が多いです。


そういうトップダウン的なアプローチでさくっとプレゼン資料を作れないかと調べていたときに見つけたのが、mm2s5です。


このツールは、FreeMindで作ったマインドマップを元にパワーポイント風のプレゼン資料を生成してくれます。
サンプルはこちら。


なかなか良いツールなのですが、導入がちょっとだけわかりにくかったので、ここに紹介しておきます。


MacOSX10.5(Leopard)を前提とします。

インストール

Python

ありがたいことに、MacOSXPythonも最初からインストールされています。

> python --version

うちの環境だと2.5.1でした。

MacPortsでインストールしたほうがいいかなと思いましたが、
めんどいのでそのままいきます。

elementtree

依存ライブラリとして、elementtreeというライブラリが必要です。
が、Python2.5以降では組み込まれているとのことです。
ただし、パッケージ名elementtreeをxml.etreeに置き換えないと動きません。。。
(あとで置換します)

mm2s5

http://code.google.com/p/mm2s5/downloads/list
からダウンロードします。
今回は、mm2s5-0.2.0.zipをダウンロードしました。

解凍して、

 unzip mm2s5-0.2.0.zip

インストールします。

sudo python setup.py install


Python組み込みのelementtreeを使用する場合、
以下のファイルを編集し、パッケージ名を置換します。
(これをしないとelementtreeなんて無いよとエラーが出ます。)

sudo emacs /Library/Python/2.5/site-packages/mm2s5-0.2.0-py2.5.egg/mm2s5/mm2s5


たんじゅんにelementtreeをxml.etreeに置き換えるだけです(2箇所)。

41c41,42
< import elementtree.ElementTree
    • -
> #import elementtree.ElementTree > import xml.etree.ElementTree 81c82,83 < return elementtree.ElementTree.XML(text)
    • -
> # return elementtree.ElementTree.XML(text) > return xml.etree.ElementTree.XML(text)

これで準備完了です。

使い方

htmlファイル生成

ターミナルからコマンドを実行します。

> mm2s5 yourfreemindfile.mm

すると、同名のhtmlファイルができます。

スタイルシートの適用

このままだと、たんなる箇条書きなので、CSSを読み込ませます。
解凍したmm2s5の中に、doc/uiというディレクトリがあるので、
htmlファイルと同じディレクトリにコピーします。


これで、プレゼン資料として使用できます。

サンプルはこちら。