ガチでびびった訳語
ある日
なにげなく、
新生AMDの反撃――前評判の高い次世代CPU「Shanghai」という記事を見ていた。
で、なにげなく Shanghai という単語を選択したら、Fast Look up Alcで信じられない訳が。
新生AMDの反撃――前評判の高い次世代CPU?
・shanghai
【他動】
(人)を泥酔{でいすい}させて船に連れ込んで無理{むり}やり上海航路{シャンハイ こうろ}の水夫{すいふ}にする
え?
【他動】
(人)を泥酔{でいすい}させて船に連れ込んで無理{むり}やり上海航路{シャンハイ こうろ}の水夫{すいふ}にする
え?
別のソースを…
待てよ、アルクは時々へんな例文が載っているからな。。。
別の辞書で調べてみるか。。。
歴史的経緯
これはどうもホントっぽいな、と思って「上海航路 水夫」でググってみたら、
こんなんでた。
2 偽計・甘言など非暴力的手段を用いるのが誘拐罪。英語ではこれもabduct。他にkidnapとかshanghaiという語もある。shanghaiは
「アメリカ西海岸では今でもよく使うそうである。かっての金鉱ラッシュの頃、サンフランシスコに集まった労働者たちを泥酔させて船に連れ込み、無理矢理上海航路の水夫にしてしまったということが実際に多かったそうである。その時代(19世紀半ば)から使われだした。サンフランシスコと上海の間には、綿花貿易船が頻繁に往復していた。19世紀半ばから欧米列強の租借地として発達した上海は、その地理的条件から水運を中心とした国外・国内貿易の窓口となっていた。阿片密売・売春・賭博。この三つが上海では19世紀初頭には解禁になっていた。この事実から、動詞としての「上海」のイメージが生まれたようである。」(PDICによる)
納得というかなんというか、たったの150年ぽっち前に、こんなことがあったんだな、と。
まあ、21世紀でも似たようなことをやっている国がありますが。