What’s Cool In IntelliJIDEA. Part I - 3
これは、What’s Cool In IntelliJIDEA. Part Iの翻訳(の一部)です。
前回分はこちら
http://d.hatena.ne.jp/fuzzhead/20111120/p1
http://d.hatena.ne.jp/fuzzhead/20111121/p1
Bookmarks
関心がある箇所に戻るためのブックマークがあればコード探索はもっと簡単だ。IntelliJ開発者は、この機能を優先事項とみなしており、Ctrl+Shift+数字とCtrl+数字ショートカットをブックマーク用に確保しているようだ。
Ctrl+Shift+数字(例えばCtrl+Shift+1) は、カーソルがある行を即座にブックマークする。その後は、Ctrl+数字(例えば、Ctrl+1)を押せばブックマーした箇所に戻れる。数字だけでなく英文字を割り当てることもできるが、後で即座に戻ることはできない。特別なメニューを使う必要がある。以下のスクリーンキャストはこの機能のデモンストレーションだ。
http://tv.jetbrains.net/sites/default/files/videos/converted/idea-bookmarks.mp4:movie=flash
http://tv.jetbrains.net/videocontent/using-bookmarks-in-intellijidea
[はてなダイアリーの動画埋め込みが糞で解像度を上げられませんでした。リンク先を見てください。]
Eclipseでも、ブックマーク機能を使うことができる。しかし、IntelliJと同じほど使い勝手はよくない。デフォルトではショートカットが割り当てられておらず、マウスを使わずに簡単に使えないのだ。
Local History
IntelliJとEclipseともに、ローカルの変更を追跡しローカルの変更履歴を提供しており、それを使って変更点を確認できる。この機能はバージョン管理システムに似ているが、バージョン管理システム無しで動作する。
最初は、IntelliJとEclipseとで同じような機能が実装されているようにみえるが、より深堀りして本格的に使い出すと違いに気づいてくるだろう。またしても、IntelliJは使い勝手に関して少し優っている。(が、私はこの点について偏見に満ちている)
特に、この機能の差分ビューはとても直感的だ。どんな変更が生じたかはっきりわかるし、[差分ビューの片方からもう片方へ]変更を移動させることも簡単だ。Eclipseでもこのビューはとてもよく似ているが、私がこの機能を試したとき、新しいメソッドをクラスに追加し、さらに新しい行を追加したのだが、
履歴は作成されていたのだが、これらの変更点を後で見つることができなかった。IntelliJではパッチを作ることもできるし指定したバージョンに戻すこともできる。
[(注:パッチ作成やリバートはEclipseでも当然できる)]
訳者補足
ローカル履歴機能で言えば、IntelliJの素晴らしいところは、ユニットテストの結果と連動する点です。自動的に以下の変更を覚えています。
- それまで失敗していたテストが成功するようになった変更
- それまで成功していたテストが失敗するようになった変更
なので、どのバージョンにリバートすればいいか、かなり判断がしやすいです。また、自分でラベルをつけることもできます。
あと、EclipseでLocal Historyにあるだろうとおもったら、履歴がなかったということがよくありました。
IntelliJでは今のところそういうことはありません。筆者が言うようにdiffの精度はIntelliJのほうがいいと思います。